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敬老の日に振り返る、おじいちゃん・おばあちゃんとのあったかエピソード


9月の第3月曜日は「敬老の日」。長年にわたり社会や家族を支えてきた高齢の方々へ感謝を伝え、健やかな毎日を願う日です。
自分が祖父母と過ごした思い出、わが子と両親との交流、そして、自分、親、子ども、祖父母の四世代がともに過ごす時間――。みなさんから寄せられた、祖父母と孫、ひ孫の温かなエピソードをご紹介します。

世代を超えて受け継がれる思い出

子どもの頃に祖父母と過ごした時間は、大人になってからも心に残るものです。祖父母の家へ遊びに行ったことや、一緒に食卓を囲んだことなど、当時は当たり前だった時間が、振り返ればかけがえのない思い出になっていることもあります。

自分に子どもが生まれると、今度は両親が「おじいちゃん、おばあちゃん」に。さらに、祖父母が元気であれば、わが子との間に「ひ孫と曾祖父母」という新たなつながりも生まれます。世代を超えて同じ時間を過ごせるよろこびを感じられるようなエピソードをご紹介します。

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子どもの頃は、敬老の日になると決まって東大和に住む祖父母の家へ遊びに行っていた。いつも夜ご飯に出前でラーメンを頼んでもらい、みんなでテレビを見ながら食べる時間がとても好きだった。今は私にも娘が生まれ、たまに祖父母の家へ遊びに行くが、いつか親子四世代で、同じような時間を過ごせたらいいなと思っている(Y/1歳の女の子のパパ)



私の祖母は87歳になったが、今も元気に過ごしている。2年前には、妻と子どもたち、私の両親、そして祖母と一緒に家族旅行へ出かけた。今年も同じメンバーで旅行に行く予定。曾祖母とひ孫が一緒に遊んでいる姿を見ると、四世代がそろい、みんなで元気に過ごせていることは、とても貴重なのだと感じる(H/小2、年中のパパ)

私の父は、日々黙々と農作業をしている。そんな父も、孫が収穫を手伝っているときは、いつも以上に生き生きとしているように見える。楽しそうな父の姿を見ることができ、子どもにとっては収穫体験にもなるので、私にとっては一石二鳥の時間だ(N/小4、小1のパパ)



わが家は、1階に親世代、2階に子世代が暮らす二世帯住宅。住み始めた頃、子どもたちはあまり1階へ行きたがらなかった。それが今では、『じいじ、ばあばのところへ行ってくる』と、何でも報告しに行くように。じいじとばあばも、孫との距離が縮まってうれしいようだが、同じ服で何度も『ファッションショー』を開かれることには、少し参っている様子(小2、3歳のパパ)

成長をよろこんでくれる存在

祖父母と孫がともに過ごすなかで、子どもが成長するだけでなく、家族それぞれの立場や関係も少しずつ変わっていきます。ふとした出来事をきっかけに、その変化や、見守ってくれる人の温かな思いに気づくこともあります。寄せられた声からは、孫の成長をよろこぶ祖父母の姿が伝わってきました。

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今から約10年前、子どもが0歳で保育園に入り、初めての敬老の日を迎えた。保育園から祖父母の家に届いたのは、子どもの手形とメッセージが添えられた手紙。当時60代だった両親は、敬老の日に初めてもらった贈り物を見て、『自分たちも祖父母になったんだな』と実感したそう。小さな手形が付いた手紙を、とてもよろこんでくれた(ひまわり☆/小4のママ)


子どもの頃の出来事ではないが、成人式の日に晴れ着姿で祖父母に会いに行ったところ、とてもよろこんでくれた。七五三や誕生日、成人式など、節目の日に会いに行く。自分にとっては些細に思えることでも、祖父母にとっては大きなよろこびになるのだと感じた(たまちっぷす編集部A)


心に残る、祖父母からの言葉

祖父母から掛けてもらった何げないひと言が、長く心に残ることがあります。言われたときには意味がよく分からなくても、年齢を重ね、自分が親になったことで、その言葉の重みや込められた思いに気付くこともあるでしょう。

また、「お父さんの子どもの頃にそっくり」「お母さんも同じことをしていたよ」といった言葉からは、親子の似ているところや家族のつながりを感じられます。自分の幼い頃を知る祖父母だからこそ伝えられる話は、子どもにとっても親にとっても、家族の歴史を知るきっかけになるはず!

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おしゃれで、新しいことが大好きだった好奇心旺盛なばあば。会うたびに『若さは財産よ』と言われていた。若い頃は、その言葉を聞いてもあまりピンとこなかったが、今ではズンと心に響いている。ばあば、若さは最高の財産です!(高1のママ)


月並みだが、親から『あんたの小さいときにそっくり』と言われると、自分の子ども時代の記憶がよみがえり、懐かしい気持ちになる。似ているところは、ぐずり方、ご飯の途中で遊び始めるところ、旅行の後に体調を崩すところなど、恥ずかしい部分ばかりだが……(小2、3歳のパパ)


「してあげたい」が生む、双方のよろこび

祖父母によろこんでもらうためにできることは、贈り物だけではありません。困っていることを手伝ったり、好きなことを続けられるように工夫したり、近況をゆっくり話したりすることも、相手を思う気持ちの表れです。

こちらにとっては小さな手助けでも、祖父母の毎日に楽しみをもたらすことがあります。そして、よろこんでくれる姿や楽しそうな声に、手助けをした側も元気をもらえます。

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私の祖父は足が悪くなり、趣味だった囲碁クラブへ通えなくなって、退屈そうにしていた。そこで、パソコンでオンライン対局ができるように設定してあげた。それからは『今日は勝った』『今日は負けた』と結果を報告してくれるようになり、毎日楽しそうにしている。ちょっとした手助けだったが、祖父の報告を聞けるようになり、私も元気をもらっている(たまちっぷす編集部B)

私には、緑内障と認知症で施設に入っている祖母がいる。症状はかなり進行していて、目は見えず、新しく聞いたことも翌日には忘れてしまう状態だ。先日面会した際、私が結婚を報告すると、祖母は心からよろこんでくれた。『奥さんの顔を見てみたい。目が見えないのが、本当に残念』。そう言っていたので、その日は妻がどのような人なのか伝わるように、祖母とたくさんおしゃべりした(たまちっぷす編集部C)



一緒に食事をすること、顔を見せること、声を聞かせること、近況を伝えること。何げない交流の一つひとつが、祖父母と孫、ひ孫にとって大切な思い出になっていきます。

離れて暮らしている場合でも、電話を掛けたり、手紙や写真を送ったりすることで、思いを伝えることができます。今年の敬老の日は、これまで一緒に過ごした時間を振り返りながら、「いつもありがとう」の気持ちを届けてみてはいかがでしょうか。

取材・文/羽田朋美(NeemTree)

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