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我が家の合(愛)言葉~何気ないひと言が、家族の絆になる~


「いってきます」「おかえり」だけじゃない。

実はどの家庭にも、気づけば何度も繰り返している“我が家ならではの言葉”があります。
落ち込んだときにかける励ましのひと言、家族みんなが笑顔になる口ぐせ、親から子へ受け継がれている言葉――。何気ない日常の中で生まれた「合(愛)言葉」には、その家族らしさがぎゅっと詰まっています。
今回は、そんな心あたたまるエピソードとともに、各家庭の「合(愛)言葉」をご紹介します。

みんなの「合(愛)言葉」聞いてみました


家族の数だけ、そこに流れる言葉があります。まずは、さまざまな家庭で大切にされている「合(愛)言葉」と、その言葉が生まれたエピソードを見ていきましょう!

気をつけてね

おでかけの前などに「気をつけて!」と声をかけると事故率が減少するということを耳にしてから、母が私にずっとかけてくれている言葉。誰かが出かける前には、我が家では必ず「気をつけてね」と言い合っている。(たまちっぷす編集部A)

あみだくじしよっか

人気のおかずが最後の1個残ったときや、ゲームをどちらが先にやるか決めるときなど、我が家ではこの言葉がよく登場する(高1、小6、小3のママ)

困ったら相談!

子どもたちが小さい頃から伝え続けている言葉。勉強のことでも友達のことでも、一人で抱え込まないでほしいから。いつの間にか夫も、兄弟間でも使うように。家族間で支え合っている感じが、なんかいいなと思っている。(小5、小2のママ)

今日はお寿司でも食べようか!

娘とケンカしたあと、「あ~、言い過ぎかも」とちょっぴり反省したとき、娘の機嫌を取るために好物をお夕飯に。そのときの定番の合(愛)言葉。(たまちっぷす編集部B)

おはよう!

思春期の娘と前日に親子ゲンカをしても、必ず毎朝のあいさつをしてくる。こちらから声をかければ、娘たちも必ず返してくれて、いつもの調子に戻る。「おはよう!」は、昨日までのモヤモヤした気持ちをリセットし、新しい1日を始める、おまじないの言葉。(中2の双子のママ)

ま、なんとかなるよ!

テストや受験、仕事の悩みなど、不安なことがあるたびに私の父が言っていた言葉。子どものころは根拠のない励ましだと思っていたが、振り返れば本当になんとかなってきた。今では、私自身が不安そうにしている子どもたちにこの言葉をかけている。(小5、小3のママ)

今日も100点!

テストの点数ではなく、1日頑張って過ごせたことを褒める言葉。うまくいかなかった日でも、「今日も100点!」と言うと、不思議と家族みんなの肩の力がふっと抜ける。(中1、小6のママ)

やってみなきゃわからない!

子どもが新しいことに挑戦する前、不安そうにしているときにかける言葉。結果よりも、一歩踏み出すことを大切にしたいという思いが込められている。気づけば親子そろって口ぐせに。(小6、小4、小1のママ)

やっちまったな!

某お笑い芸人の決めゼリフ。10年以上前に流行った頃から夫婦でよく使っていたところ、いつの間にか子どもたちにも定着。例えば、弟が「今日、宿題忘れたー!」と言うと、姉がすかさず「やっちまったな!」。失敗したときも深刻になりすぎず、笑いに変えてしまうのが我が家流。(小6、小5のママ)

合(愛)言葉が生まれる瞬間

何気なく交わしているひと言も、振り返ってみると家族の歴史が詰まっているもの。何気ない日常の中で繰り返されるうちに定着したり、楽しかった思い出や大変だった出来事を共有する中で、その家ならではの合(愛)言葉は育まれていきます。ここでは、合(愛)言葉が生まれる代表的なきっかけをご紹介します。

1. ピンチから生まれる

病気や受験、転職、引っ越しなど、家族で困難を乗り越える中で生まれる言葉があります。

「なんとかなるよ」
「大丈夫、大丈夫」
「困ったら相談」

そんなひと言が、不安な気持ちを支え、家族のお守りのような存在になることも。何度も口にするうちに、その家庭ならではの合(愛)言葉として根付いていきます。

2. 子どもの言い間違いから生まれる

合(愛)言葉のきっかけは、思わず笑ってしまう子どもの言い間違いということも。


「スプーン」が「ぷっすーん」
「ポップコーン」が「ぽっくこーん」
「たんぽぽ」が「たんぽこ」

「消しゴム」が「けしもぐ」

そんなかわいらしい言葉をおもしろがって家族みんなで使っているうちに、気づけば何年も続く定番フレーズになることがあります。子どもが大きくなっても、その言葉だけは残り続けることも少なくありません。

3. 親から子へ受け継がれる

子どもの頃に親や祖父母からかけられていた言葉を、大人になった今、自分が子どもに伝えている——。そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。

「気をつけてね」
「大丈夫、大丈夫」
「困ったら相談」

当時は何気なく聞いていた言葉でも、親になって初めてその意味の重さや想いがわかることもあります。

受け継がれるのは励ましの言葉だけではありません。親が何気なく使っていたギャグや流行語が、いつの間にか子どもたちの口ぐせになっていることも。「やっちまったな!」のような昔のギャグが世代を超えて家族の共通言語になるのも、なんだか微笑ましいものです。

家族の合(愛)言葉は、言葉に込められた思いとともに、笑いも受け継いでいく、見えない贈り物なのかもしれません。


「我が家の合(愛)言葉って何だろう?」
そう聞かれると、意外と思い浮かばないもの。でも、数日間だけ家族の会話を意識してみると、何度も登場する言葉や、なぜかみんなが使っている口ぐせが見つかるはずです。
ぜひ見つけたらメモを。何年後かに見返したとき、それはきっと家族の宝物になっているはずです。

取材・文/羽田朋美(NeemTree)

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