予算0円から!多摩エリアでできる「お金のかからない自由研究」10選
夏休みが近づくと、頭を悩ませがちなのが"自由研究"ですよね。
「何をすればいいの?」「準備にお金や時間がかかりそう......」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、多摩エリアの豊かな自然や身近な暮らしを舞台に、予算0円からできる自由研究のアイデアを10個紹介します!
子どもの「なんで?」を大切に、自由研究を楽しんでみませんか。
お金のかからない!自由研究リスト
【低学年向け5選】身近に感じる「なぜ?」を研究!
低学年でも取り組みやすい、「見る・食べる・集める」がベースのテーマを集めました。
① 苦手な野菜を克服する方法を調べよう

子どもが苦手な野菜(ピーマン、トマト、ナスなど)をテーマに、どうすれば食べられるようになるかを親子で実験してみましょう。「食べられなかった」という結果だとしても、大切な発見です。
【やり方】
1. 苦手な野菜を決める(1種類でも複数でもOK)
2. 「細かく刻む」「じっくり焼く」「マヨネーズをかける」「可愛いお皿に盛り付ける」など、切り方・調理法・見た目(味付けや演出)を変えたパターンを用意する
3. 実際に食べてみて、それぞれの結果を記録する
4. 「これなら食べられた!」「この切り方だと苦くない」などの発見を、写真やイラストと一緒にレポートにまとめる
ただ食べるだけでなく、切り方による匂いや食感の違いにも注目すると、より深い研究になります。
| 予算 | 0円(冷蔵庫にある食材) |
|---|---|
| 所要時間 | 1〜2日 |
| 準備するもの | 苦手な野菜、調味料、筆記用具 |
② 夏野菜の種を観察しよう

夏野菜の種は、全部形が違うって知っていましたか?
トマト・きゅうり・ゴーヤなど、身近な夏野菜を切ると、中からさまざまな種が出てきます。
【やり方】
1. トマト・きゅうり・ゴーヤなど夏野菜を2〜3種類用意する
2. 野菜をカットして、種を取り出す
3. 種をきれいに洗って、キッチンペーパーなどの上で乾かす
4. 種の形・色・大きさ・数を観察する
5. 画用紙にスケッチしたり、セロハンテープなどで貼ってスクラップしたり。気づいたこと(大きさや形、色の違いなど)を書き込む
観察のポイントは「トマトの種はゼリー状の膜に包まれている」「ゴーヤの種には赤い膜がついていて甘い」など、目と手でじっくり確かめること。図鑑や本でさらに調べるのもおすすめです。
| 予算 | 0円(冷蔵庫にある食材) |
|---|---|
| 所要時間 | 1日 |
| 準備するもの | 夏野菜、スケッチブックや紙、筆記用具 |
③「葉っぱ図鑑」を作ろう

多摩エリアは緑がいっぱいの公園やスポットが盛りだくさん。
形も色も手触りも、葉を集めて、自分だけのオリジナル図鑑を作りましょう。
【やり方】
1. 近くの公園やお散歩コースで、葉を10枚ほど拾う
2. 葉の名前を植物図鑑やアプリで調べて書き添える
3. 拾った葉をきれいに拭き、コピー用紙などの下に敷く
4. 紙の上からえんぴつで優しくこすり、葉の形や葉脈を浮かび上がらせる
5. 拾った場所、大きさ、形の特徴、触った感想を書き込んで1冊にまとめる
「同じ木でも葉の大きさが違う」「光に当たる場所の葉と影の葉で色が違う」など、気づきを添えると研究らしくなります。
| 予算 | 0円 |
|---|---|
| 所要時間 | 半日〜1日(散歩を含む) |
| 準備するもの | 葉、植物図鑑やアプリ、コピー用紙など、筆記用具 |
④ お仕事インタビューをしよう

両親やおじいちゃん・おばあちゃん、近所のお兄さん・お姉さん...。
身の回りには、さまざまな仕事をしている大人がいます。その人たちに話を聞くことで、「働く」への関心が高まる自由研究です。
【やり方】
1. インタビューする相手を1〜2人決めて、お願いしておく
2. 以下のような質問を紙にメモして準備する
・どんな仕事をしていますか?
・1日のスケジュールはどんな感じ?
・仕事で嬉しい瞬間はどんなとき?
・子どものころ、なりたかった職業は?
3. インタビュー当日、メモを取りながら話を聞く(許可を得てから録音してもOK)
4. 大きな紙や画用紙に「〇〇さん新聞」として、見出しをつけて分かりやすくまとめる。
ポイントはインタビューされた大人が照れずに回答すること。真剣に答えてくれることで、子どもも記者気分を楽しめます。
| 予算 | 0円 |
|---|---|
| 所要時間 | 2〜3日(準備・インタビュー・まとめ) |
| 準備するもの | 画用紙や模造紙、筆記用具、カメラ |
⑤ 乾燥を観察して「スワッグ」を作ろう

お庭や道端に咲いている草花、ハーブなど、お気に入りの植物を集めて束ね、壁飾りにする「スワッグ」作りです。
【やり方】
1. 公園や庭で、枯れていない草花やハーブ、シロツメクサなどを集める(お花屋さんで少し買い足してもOK)
2. 根元を揃えて麻ひもなどで縛り、逆さまにして風通しのよい壁に吊るす
3. 吊るした日から数日おきに写真を撮って、変化を記録する
4. 「3日目:お花の色が少し濃くなった」「5日目:触るとカサカサ音がする。香りが強くなった」など、色・形・触感・香りの変化を日記に記録する
完成したスワッグは、そのまま部屋に飾れるのも嬉しいポイントです。植物が少しずつドライへと変化する過程を、見た目や香りの変化を通して学びます。
| 予算 | 0円〜数百円 |
|---|---|
| 所要時間 | 1〜2週間(乾燥の観察期間を含む) |
| 準備するもの | 身近な草花やハーブ、麻ひも、記録用のノート |
【中〜高学年向け5選】調べる・比べる・考える自由研究
中〜高学年になると、社会の仕組みに踏み込んだテーマや、自分で実験・考察するような、一歩発展した自由研究にも挑戦できるようになります。
⑥ おなじみ野菜の「ふるさと(産地)マップ」作り

毎日食べている野菜が、どこからやってきているか知っていますか?多摩エリアの「農業」の特徴にも気づける内容です。
【やり方】
1. 近くのスーパーで購入した野菜の「産地(都道府県名)」をメモ
2. 近くのJAや直売所にも足を運び、売られている野菜の産地をチェック
3. 日本の白地図を用意し、調べて分かった野菜の産地に色を塗ったり、野菜のイラストを描き込んだりしてマップにする
4. 「多摩産・東京産」の野菜と、遠方からの野菜がそれぞれどれくらいあったか割合を出す
5. 以下のような疑問について、調べてまとめる
・同じ野菜でも季節によって産地が変わるのはなぜ?
・遠い産地からはどうやって運ばれてくるの?
・地元産の野菜を買うことで何が変わる?
地産地消や、乗り物を使って運ぶときの環境への影響(フードマイル)について考えるきっかけになります。
| 予算 | 0円〜数百円 |
|---|---|
| 所要時間 | 2〜3日(調査・まとめ) |
| 準備するもの | 野菜、日本の白地図(インターネットなどで無料印刷可)、筆記用具、色鉛筆 |
⑦ 川で見つける!石の形や色観察

多摩川の河原や近くの川辺には、たくさんの石が転がっています。一見どれも同じに見えるかもしれませんが、よく見ると地球の歴史が隠されています。
【やり方】
1. 近くの川辺に出かけ、色や形、模様が違う石を20〜30個ほど拾う
2. 石をよく洗い、紙の上に並べて「黒っぽい石」「白っぽい石」「しま模様がある石」など、色や模様の特徴ごとにグループ分け(マッピング)する
3. 虫眼鏡を使って、それぞれのグループの表面をさらに細かく観察する。
4. 「白いツブツブが集まっている」「ガラスみたいにキラキラした結晶がある」など、気づいたことをメモする
5. すべての石に磁石を近づけてみて、「ピタッとくっつく石」と「くっつかない石」があるかを実験する
6. なぜ色や模様に違いがあるのか、なぜ磁石にくっつく石(鉄の成分が含まれている石など)があるのかを、図鑑やネットで調べてレポートにまとめる
「自分でルールを決めて仕分ける」「実験してさらに分ける」というステップを踏むことで、本格的な分類研究が楽しめます。
| 予算 | 0円 |
|---|---|
| 所要時間 | 2〜3日(石拾い・観察・調べ学習) |
| 準備するもの | 川で拾った石、磁石、虫眼鏡、大きな紙 |
⑧ 色が変わると味も変わる?視覚と脳の実験

実は、人の脳は「見た目」にも大きく影響されます。
同じ飲み物なのに、色を変えるだけで「甘い!」「酸っぱい!」と感じてしまうのはなぜか。家族みんなで楽しめる実験です。
【やり方】
1. 透明なサイダーを3つのコップに同量ずつ注ぐ
2. 食紅を使い、1つは「赤」、1つは「緑」、もう1つは「無色のまま(そのまま)」にする ※味はすべて同じサイダー
3. 家族や友だちに目を開けたまま飲んでもらい、「どんな味がしたか」を記録する
4. 目を閉じて飲んでもらい、同じ人が「どんな味がしたか」を比べる
5. 見た目の色が、いかに味の感じ方に影響を与えているかをまとめる
みんなの感想を表にして、「目を開けているとき」と「閉じているとき」の違いを比べると、説得力のあるレポートになります。
| 予算 | 数百円 |
|---|---|
| 所要時間 | 1日(実験・まとめ) |
| 準備するもの | 透明なサイダー、食紅(赤・緑など)、透明なコップ、記録用紙 |
⑨ 株主優待を調べて「投資したい会社」を見つけよう

ニュースなどでもよく耳にする「お金や会社」の仕組み。自分がよく使うお店や、大好きなサービスがどうやって成り立っているのかを知るきっかけになります。
【やり方】
1. 自分がよく行くお店・使うサービス、または多摩地域にゆかりのある会社(地元の鉄道会社など)を3〜5社ピックアップ
2. その会社のホームページなどで「株主優待(株を持っている人へのお礼の品)」にどんなものがあるかを調べる
3. 調べた内容を表にまとめて比較する
4. 「もし自分が投資するとしたら、どの会社を選ぶか」を理由とともに書く
5. 「もし自分が会社をつくるなら、どんなお礼をあげる?」と仮想の会社を考えて、まとめる
社会の経済の仕組みに触れながら、「自分ならこうする!」という未来のアイデアを膨らませられるテーマです。
| 予算 | 0円 |
|---|---|
| 所要時間 | 2〜3日(調べ学習・まとめ) |
| 準備するもの | ノート、ペン、パソコンやスマホ(調べる用) |
⑩ もし1日電気が使えなかったら?

スマホも冷蔵庫もエアコンもない生活ってどんな暮らしでしょうか?電気を使わない時間を「プチ体験」することで、暮らしとエネルギー、防災やエコについて考える研究です。
【やり方】
1. 1日の生活の中で「電気を使っている場面」をすべてリストアップする
2. 「もし電気が使えなかったら」それぞれをどう代替するか考える(例:扇風機→うちわ、電子レンジの代わりは?など)
3. 無理のない範囲で、電気をできるだけ使わない「プチ体験」を数時間行う
4. 「ご飯はどうやって食べる?」「暑さはどうやってしのぐ?」「夜の明かりはどうする?」など、体験して感じた問題とその解決策を考える。
5. やってみて困ったこと、工夫や発見をメモする
6. 家族でもしもの時に備えてできることを話し合い、「我が家の防災ルール」をまとめる
当たり前の日常への感謝と、実践的な防災の知識が身につく、家族みんなで取り組みたい自由研究です。
| 予算 | 0円 |
|---|---|
| 所要時間 | 1〜2日(体験・まとめ) |
| 準備するもの | 筆記用具 |
親はどこまで手を出していい?自由研究を成功させるコツ

「自由研究の主役は子ども」と分かってはいても、ついつい口や手を出したくなってしまいますよね。
親子でストレスなく、達成感を味わいながらやり切るための3つのコツをご紹介します。
テーマは子どもの「なんで?」から
親が「これにしなさい」と決めたテーマは、子どもにとっては"やらされている宿題"になりがちで、どうしても途中で飽きてしまいがちです。
日常会話で子どもが「なんで空は青いの?」「なんでスイカには種があるの?」とつぶやいた時こそ、大チャンス。
「それを今年の自由研究で調べてみたら?」と背中を押してあげると、最後まで楽しく取り組めるはずです。
1日でやり切ろうとしない
夏休みの終盤に慌てて「1日で終わらせよう」とすると、計画通りに進まなくて親も子もイライラしてしまいます。
自由研究をスムーズに進めるコツは、作業を細かく切り分けること。
「1日目は材料集め、2日目は観察、3日目は画用紙にまとめる」というように、数日に分けて少しずつ進めるスケジュールを組んでみましょう。
1回の作業時間が短ければ子どもの集中力も続きますし、お互いに気持ちの余裕が生まれます。
負担を感じたらキットの活用も
どうしてもテーマが決まらないときや、忙しい時期で時間がなかなか取れないときは、市販の実験・工作キットの活用も選択肢です。
大切なのは完璧な研究ではなく、子ども自身が発見や気づきを得ることです。
説明書通りに作るだけでなく、「じゃあ、この材料を別のものに変えたらどうなるかな?」と、アレンジを加えるだけで、オリジナルな研究になります。
まとめ
自由研究は、学校の普段の勉強とは少し違い、「自分の好きなこと」や「気になったこと」を掘り下げられるチャンスです。
遠くの観光地や特別な場所に出かけなくても、多摩エリアの豊かな自然や、いつものスーパー、毎日の食卓に、おもしろいテーマはたくさん隠れています。
「これなら気軽にできそう!」というアイデアが見つかったら、ぜひ今年の夏休みは、お金をかけずに身近なところで、親子で楽しんでみてくださいね。
文:たまちっぷす編集部 熊澤 南
【関連文書】
▼どうする?自由研究
▼夏休み到来!長いお休み、子どもとどう過ごす?